日記

●昨日は北野武「首」を近所で見てきた。信長はエッジーな名古屋弁でハラスメントなどという言葉を遥かに超越した恐ろしい第六天魔王振りを見せるが、たけしは普段同様江戸っ子のしゃべりででボヤいたり怒ったりしてて人間味がすごくある(人情味があるという意味ではない)。備中高松城攻めは戦国時代の名場面の一つだけど、清水宗治が荒川良々という時点で頬が緩んでしまい、安国寺恵瓊(六平直政)が大暴れしてるところを見て吹き出してしまった。僕が「信長の野望」などで培ってきた知的な外交僧というイメージが完全崩壊。六平さん凄いわ。たけしは絶対笑わせるつもりであれやったろ。

男色というか、衆道をガンガン見せつけてたのも良かった。戦国でこれを避けたらダメだよね。西島秀俊(光秀)を巡る遠藤憲一(荒木村重)と加瀬亮(信長)の三角関係とか。光秀×村重、信長×村重のディープキスも見れるよ! 信長にバックでガン突きされていい感じに喘いでいた耽美で長身な森蘭丸の存在感も強烈で、誰かと思ったら佐藤浩市の息子だと。なるほど。

木村祐一はいい役もらって上手くやりがったなーという感じ。

●ベンチャーキャピタルの会社が何を思ったか秀丸エディタの作者にインタビューを敢行するも、ベンチャー精神皆無の回答しかしないので最高である。インタビュアーも特段必死になってベンチャー魂を引き出そうとしていないところが良い。

coralcap.co

昔ながらのデザインの自社サイト見るに、現在事務所は「実家の2階」らしいんですけど、2022年に行われた上記のVCサイトのインタビューに載っていたデスク前の仕事風景と、いつ行われたのか不明だけど東プレ(Realforceキーボードの会社)のインタビューの仕事風景にも同じ場所が出てて、「実家感」が現れていてすごくいい。

これもRealforceのヘビーユーザーを訪ねて…という企画なのに、10年前に入手したものを壊れないからという理由で今も使っているというもの。これは愛用とは言えるかもしれないが、ヘビーユーザーとはちょっと違う気がする。

www.realforce.co.jp

関わっている人がレジェンドというか仙人に会いに行くみたいな感じが共通しているから、わざわざ鯖江まで行くし、会社が望むような回答を秀まるお氏が返してくれなくても折り込み済みなんですかね。Wikipediaとか古いインタビュー記事(2006年)見ててもマイペースを貫いているように見えるし、すごい人だと思う。

xtech.nikkei.com